今の喜びは、育成した後輩たちの成長を感じるときです。1人1人が責任を持って現場を回している姿を見るとやりがいを感じます。
日本通運株式会社
京都支店ロジスティクス営業部洛南事業所枚方物流センター
中川 翔太
京都には伝統ある企業やスタートアップなど、さまざまな魅力ある企業があります。そんな京都企業の「企業人インタビュー」を特集しています。
その中で今回は、「日本通運株式会社」で働く、中川 翔太さんにお話を聞きました。
学生時代は、野球部に所属し、アルバイトをしながら学生生活を過ごしていました。
そのアルバイト先というのが、日本通運株式会社京都支店の洛南物流センターでした。
今思えば、アルバイト先に日本通運株式会社を選んだ理由には、体を動かすことが好きだからという気持ちがあったからだと思います。アルバイトの内容としては、リフトオペレーターだけではなく倉庫でシール貼りといった運搬前の作業をしていました。
アルバイトを続けていたら、当時の課長から社員としてリフトオペレーターにならないかと誘われました。
アルバイトとして働いていた時に、当時の課長に誘われたことがきっかけです。
アルバイト時代にリフトオペレーターの社員がどういう仕事をするのかを傍で見ていたので、仕事内容については戸惑いはありませんでした。
野球もチームワークが大切です。アルバイトから社員になろうと決めたのは、一緒に働く先輩方も年齢層の上下関係なく人柄がよく、チームワークが良いので働きやすい環境だと思ったからです。
同じ乗り物でも、トラックドライバーではなくリフトオペレーターを選んだのは、倉庫内で常にチームの仲間とコミュニケーションを取りながら仕事をするのが好きだからです。その気持ちは今も変わりません。
私はまず、有期社員で採用されました。日本通運は社員制度が充実していて仕事を通した教育を中心に一人ひとりのベースアップがサポートされています。私も有期社員として少しずつ成長し、上長の推薦で正社員になったときは、仕事を認められたと感じて嬉しかったことを覚えています。
私の仕事はリフトオペレーターのチームリーダーとしての倉庫管理とリフトオペレーターの取りまとめです。洛南物流センターから枚方物流センターへ異動になりました。アルバイトのときから慣れ親しんだ課所からの異動は、慣れることに時間がかかりました。ただ、倉庫管理はチームワークで成り立っている仕事です。一人では出来ません。わからないことは相手が年下でも積極的に聞き、より安全で効率よい倉庫にしようとみんなで考えていたら自然とチームワークが出来上がっていました。
今の喜びは、育成した後輩たちの成長を感じるときです。リーダーである私自身に頼らずある程度のことを1人1人が責任を持って現場を回している姿を見るとやりがいを感じ、更に後輩育成に力を入れていきたいと思います。
実家が京都市内にあるので、京都以外の場所での就職を考えたことがありませんでした。
今、改めて京都の良い部分を考えてみると、京都へ観光に訪れる方々が口をそろえておっしゃるとおり四季を感じ取りやすい環境が好きです。周りを山で囲まれている京都は、ふと顔を上げると桜や紅葉などの自然が目に入ります。また、葵祭や祇園祭、五山の送り火などの年中行事も歴史を感じながらその四季を感じ取れるところが京都は他より感じられる街だと思います。
また、人が”はんなり”していて、柔らかいところが、京都育ちの私には落ち着きます。
倉庫管理は、ただ物を運んで入れるだけだと思っていませんか?
物の量、使用頻度、積む際の強度を考えつつ、いかに導線上効率よく、且つより多くの物を詰められるか。頭を使う仕事です。既に多くの物が詰まっている倉庫を翌日入庫される物のためにどう確保するかをチームみんなで考えるという楽しさがあります。
その上で、運転が好きだと楽しいと思います。