世の中に会社はたくさんありますが、自分のしたいこと、成したいことを明確にした上で探してみてください。
株式会社BANKANわものや
セントラル事業部
木村 理奈
京都芸術大学
京都には伝統ある企業やスタートアップなど、さまざまな魅力ある企業があります。そんな京都企業の「若手社員インタビュー」を特集しています。
その中で今回は、「株式会社BANKANわものや」で働く木村 理奈さんにお話を聞きました。
幼い頃より歴史ある古い物や、日本の芸術文化に興味があったので、京都にある芸術大学で日本画を専攻していました。
京都に住んでいると多くの日本文化に触れる機会がありました。
アルバイト先では京料理を知ることができ、着物姿で接客の楽しさ、大変さを経験しました。
休みの日には京都に点在する日本家屋に驚いたり、アンティークショップで小物や着物を見て回ることもありました。
そのような日々を過ごしていると、自然と日本文化に根差した仕事や、コミュニケーションが大事な仕事をしたいと思うようになりました。
就活は大学3年の春頃から始めました。
学内で合同説明へ行った時に、京都亀山にある老舗旅館と弊社の説明を受けました。
それ以外では、着物や和雑貨を取り扱う卸商社や紳士服業界など、和を取り扱う会社や、接客業がメインの会社を中心に就活をしていました。
経営・企業理念に共感したからです!
出身校がある京都は景色のどこかに必ず歴史的建造物があり、文化が残っています。地元では見ない着物姿も多く見ました。
そんな文化が残る地域、先斗町でのアルバイトを通し着物での接客を経験し、着物の美しさや接客の楽しさを知りました。
また同級生に中国人の男の子がおりまして、彼は漢服を着て通学していました。
民族衣装を普段着として着ている事実と、私達が普段着として着物を着ないこと、着れないことに衝撃を受けました。
これらをきっかけに本格的に着物に興味を持ち、日本人はなぜ着物に馴染みが無いのか考えるようになったのです。
社長は「日本人が伝統衣装の着物を着ないのはなぜか」とよく仰っています。
着物は必需品ではなく、贅沢品に分類されます。だからこそ、着物で得られる特別感や、ファッションとしての楽しみを、まだ知らない人に知ってもらいたいと強く思うようになりました。
弊社のブルーオーシャン戦略は、今きものを着ていない方に向けたものです。
着物を知っている方だけでなく、知らない方へ向け着物の良さを広めていく企業理念に惹かれ入社しました。
接客や営業販売をしています!
商品は多岐に渡りますが、和雑貨や着物を中心にその魅力を伝えています。
取り扱う着物は洗えるものから、自社商品の無地小紋など。 きものを今着ていない方に向けてのご提案はとても難しいですが、その分自分のコーデや接客できもの、お店の楽しさを知ってもらえた時は本当に喜びを感じます!
またお店のディスプレイは、メンバー皆で考えながら作っていきます。
センスを活かしたい方は、すぐ実行に移せるとても良い環境です!
さらに着物の基本的知識は実店舗で働きながら得ることが出来ます。
新人でもお客様にとっては着物のプロなので、しっかりと覚えていきます。
知識を身につけることは、大変ですが魅力の一つだと思います!
私は着物が大好きなので、メンバーや研修から教わることにとても感謝しています。
実力をつけるのも、お客様からの信頼を得るのも一朝一夕のことではありません。日々の地道な積み重ねがとても大切です。
私はまだ3年目ですが、継続により多くの経験と知識を得て、着付けの技術、接客コミュニケ能力、販売力が磨かれました!
地元が和歌山なので、地元に寄るのが比較的簡単なのが良いところです。交通の便が良いので、色んな土地を見て回るのに最適な場所です。
あとは、関西の方は受け継いできたお着物をお持ちの方が多くいらっしゃるので、着物のお直しのイベントなどでお客様の珍しい着物を見ることが出来るのが、楽しみでもあります。
住んでいる場所の周りのお店を開拓したりと、お休みや退勤後の楽しみがある点も魅力です。
先日近所の焼き鳥屋さんで誕生日にケーキをサービスしてもらいました!
世の中に会社はたくさんありますが、自分のしたいこと、成したいことを明確にした上で探してみてください。
自分の興味がある分野で、自分が何をしたいのか、それをこの会社で私は叶えたいし、叶えられると思って働いています。
ちなみに、いつか自分で考えた着物や商品が店頭に並んで、お客様を笑顔にすることが今の私の叶えたいことです。
皆様にもそんな場所が見つかることを祈っています。その場所がBANKANわものやなら何より嬉しいですね。