必ずしもやりたいことを見つけないといけない、なんてことはありません。今どのようなことができるのかを考えることで、自分自身の可能性も広がると思います。
株式会社ハートフレンド
食品部
田邊 太陽
大阪体育大学
京都には伝統ある企業やスタートアップなど、さまざまな魅力ある企業があります。そんな京都企業の「若手社員インタビュー」を特集しています。
その中で今回は、「株式会社ハートフレンド」で働く田邊 太陽さんにお話を聞きました。
学生時代はスポーツをしていた経験から、将来はスポーツをする人を支える仕事がしたいと考えていました。就職活動を始めた時も、主にスポーツ関係の仕事に就きたいという気持ちが大きく、自分自身もその道に進むものだと思っていました。
しかし、コンビニエンスストアでアルバイトをしているうちに、人と接することの楽しさ、商品を通じて地域のお客様の日常を支えることに大きなやりがいを感じるようになりました。
そこで、当初より道はそれることになりましたが、その時の気持ちを大切にしたいと思い、新たに就職先を探し始めました。そのため就職活動自体も他の同学年の人たちより遅く、4年生を何か月か過ぎてから、方向を変えて本格的に動き始めました。
学生時代に買い物に訪れたフレスコで、店員さんの爽やかな接客に笑顔と元気をもらった経験がありました。就職活動中にふとそのことを思い出し、「少し話を聞いてみよう」くらいの気持ちで会社説明会に参加しました。
その説明会の中で当社が『夢』を追いかけていること、挨拶や笑顔などの『当たり前のこと』『ただのもの』を大切にしていること、そして何より、お客様一人一人にとっての『オンリーワン』『世界最高』を目指しているという言葉に感銘を受けました。
会社の価値観を知っていくうちに、コンビニのアルバイトで芽生えた”地域のお客様と関わりたい”という私自身の考えと、”地域のお客様の冷蔵庫になる”という当社の価値観が合っていると感じ、この会社に入社したいと思いました。
豆腐や牛乳などの冷蔵商品をはじめ、カレー粉、ふりかけ、調味料など私たちの生活で必要不可欠な食品やお菓子の発注と納品、季節感のある売場の作成、さらには自分自身でテーマを決め、お客様に楽しみながらお買い物をしていただける売場をプロデュースしています。
初めは到着した商品を型通りに陳列するだけで精一杯でしたが、先輩の助言や研修をヒントに、「もうすぐこの季節だから、この商品を納品して準備を始めよう」と、少しずつ季節やニーズ考えて計画・実行できるようになりました。今はお客様に手に取っていただけるように、商品にボリュームを出し、見やすく、おいしそうに展開することを常に意識しています。今年の夏は、瓶のサイダーの売り込みに挑戦しました。努力の甲斐あって、昨年の実績をはるかに上回る販売数を獲得!嬉しさとやりがいを感じることができました。
お客様に満足してもらえるように自分で考え実行し、その商品や売場にお客様が興味を持ち、商品を手に取っていただけると、「もっと頑張って、もっと満足してもらいたい!」という仕事へのエネルギー源に繋がります!
観光で訪れる方もたくさんいるので、とても温かい接し方をする人が多い印象です。仕事やプライベートに関係なく、素の温かさがあるので、街の雰囲気も明るく過ごしやすいと思います。
観光客だけでなく、海外の方も多く働いているため、様々な人との出会いや交流の機会があり、常に新鮮な気持ちを保ちながら自分自身も働くことができています。
また個人的に感じていることですが、どこへ行くにも電車、バスの公共交通機関が整っているので、職場までのアクセスが良いと感じています。仕事帰りにサクッと観光もできて心がリフレッシュされますよ!
自分自身のやりたいことと、自分自身にできることを考えることはとても大切だと思います。必ずしもやりたいことを見つけないといけない、なんてことはありません。今自分はどのようなことができるのかを考えることで、自分自身の可能性も広がると思います。
私もそうであったように、進路変更して新たなフィールドで自分を磨くことで、今まで知らなかった自分の一面が見つかることもきっとあります。「早く決めないといけない…」と無理に焦ることはないと思うので、じっくり考えて納得のいく結論を出すことができたらベストだと思います。