【らくなん進都企業の若手社員インタビューVol.1】 一人の人として頼ってもらえるのが一番のやりがい
京セラ株式会社
本社人材開発課
梅原 崇
京都大学 教育学部
京都には伝統ある企業やスタートアップなど、さまざまな魅力ある企業があります。そんな京都企業の「若手社員インタビュー」を特集しています。
らくなん進都(※)に拠点がある企業シリーズの第1回目は、「京セラ株式会社」で働く梅原さんにお話を聞きました。
大学で出会った友人とそこでしかできない体験をすることを大切に大学時代を過ごしました。大学時代の半分以上を占めていたのはよさこいサークルでの活動です。100名以上の仲間と共に一つの演舞を作り上げていました。皆で一つの演舞ができるのが感動的で、その感動を観ているお客さんに届けられるようチーム一体となって尽力しました。サークルの友人に限らず、学部やバイト先の友人との関わりも大切に、充実した学生時代を過ごしました。
就職活動は相対的には控えめな動きをしていました。興味をもったインターンや座談会に参加し、やりたい仕事を模索しました。一緒に働きたいと思える人との出会いも大切にしていました。
一つ目の理由は、可能性の広がりです。業界として伸びていくことに加え、弊社が持つ技術力を活かしてメーカーとしての可能性・未来を切り開いていけると感じたからです。ITのように目に見えないサービスが飛躍していますが、目に見えるものだからこそ与える影響力は大きく、モノの持つ価値をさらに高めていける企業だと感じました。
二つ目の理由は、人と関わる仕事ができるからです。弊社のような可能性ある企業で働く人たちが、働きやすく仕事に熱をもって取り組める環境作りに携わりたいと考えていました。企業選びの際は、接した社員の温かさや内に秘める仕事への熱意を感じたことも背中を押してくれる要因の一つになりました。当時、現在の部署の先輩に人事として大切にしていることを聞くと、「全体を俯瞰して見れる視野の広さと率先して行動できること」と言われたのが印象的でした。そこまで意識して人事は仕事をしないといけないんだと思いました。
現在は新卒採用担当として働いています。インターンシップの実施や面接の準備など、いわゆる選考に繋がるような業務に加え、内定が出てから入社までのサポート業務も行っています。
採用の仕事にはこれから一緒に働く人を自分の手で見つけるという意味で、企業のこれからを作る責任と自負を持ちながら取り組んでいます。学生さんの人生の岐路をサポートするために、採用するしないに関わらず一人一人の人間に真摯に向き合うことを大切にしています。企業の人事というだけで忌避されるのではなく、一人の人として頼ってもらえることが一番のやりがいです。学生さんが一番悩みを話しやすい採用担当になりたいです。
また採用の業務以外にも、現在所属している組織を活性化しようと発足したチームで、イベントの実施や一緒に働く仲間をもっと知れるような活動にも取り組んでいます。例えば、お昼時を普段仕事で接点のない社員同士がコミュニケーションできる場にしたり、社員のモチベーションや心理的安全性の向上に繋がるアプリの導入を行いました。
組織活性化の活動では、自ら手を挙げて構想から準備、実施までやり抜くことの大切さと難しさを常々感じています。自ら立ち上げたイベントに参加してもらえたり興味を持ってもらえると喜びを感じますし、もっとこうしようという反省と共に成長も感じたりします。
京都という街の二つの顔を知れる点です。京都・らくなん進都は企業も多く、京都の中では比較的流れの早い空気感を感じます。そこから北に行くと、いわゆる古都・京都を感じられる街が広がっています。普段勤務しているのはビジネスな京都の顔の部分ですが、休みの日にはいつでも古都を感じることができるのが京都で暮らすいいところです。それだけでも生活が豊かになります。
就活を始めるときには準備も多く、少しでも早く終わらせたいという気持ちになるかもしれませんが、就活は人生の中でも大きな分岐点となります。いろいろな観点から会社を見て自分の気持ちに正直に企業を選んでください。就活では壁が立ちはだかり大変なことも多いと思いますが、残された大学生活を存分に楽しんでください!
京都市南部を南北に貫く幹線道路「油小路沿道」を中心とした、概ね北は十条通、南は宇治川、東は東高瀬川、西は国道1号に囲まれた、面積約607haのエリアです。
「新しい京都を発信するものづくり拠点」としてまちづくりを進めており、最先端の技術を持った企業がたくさん立地しています。
らくなん進都では、住民・企業・経済団体・大学・行政機関などによるパートナーシップにより、ものづくり企業の集積や魅力的な都市環境の実現に向け、住む人・働く人にとって快適なまちづくりに取り組んでいます。
らくなん進都ホームページはこちら▼
http://www.kyoto-nanbu.org/
梅原さんに京セラに入って良かったことを聞くと、「やりたいと手を挙げた仕事を任せてもらえること」と言われたのが印象的でした。大企業だと若手のうちは与えられた業務しかできないというイメージがありましたが、そんなイメージとは違って意欲があればチャンスをもらえる職場だと感じました。取材時は柔らかい印象で話しやすかった梅原さん。このさき学生さんから一番悩みを話してもらいやすい新卒採用担当者になれることを楽しみにしています!