~誰よりも自社を愛する採用担当~
人に寄り添う採用とその想い
共和工業株式会社
総務部
Yさん
佛教大学 社会学部
京都には伝統ある企業やスタートアップなど、さまざまな魅力ある企業があります。そんな京都企業の「採用担当インタビュー」を特集しています。
その中で今回は、「共和工業株式会社」で働くYさんにお話を聞きました。
大学では社会学部で家族社会学等を専門とする教授のもとで学んできました。また、その他の活動としては美術部の活動をしながら、塾講師のアルバイトをしていました。
興味のあることは色々と見たり、学ぶことができた学生生活でしたが、そこから一歩踏み込んで、将来やっていきたいことについてはなかなかイメージができないまま就職活動の時期を迎えました。就職活動を始めた頃は、大型の合同説明会に参加しては業界や職種問わず気になった会社にエントリーして、しっくりこないまま選考にも落ちて…といった日々を繰り返していました。周りの友人たちも内定先が決まった人が多くなりだんだん焦ってくるなかで、かなり遅い時期になってやっと「とにかく自宅から通えて事務職の募集があるところ」に絞り込んでの活動を始めました。その頃参加した合同説明会で知ったのが共和工業です。
合同説明会で初めて共和工業のことを知ったときは、「希望していた事務職での募集があるから」という理由でした。とりあえずお話を聞きにブースを訪問したのですが、私以外にもたくさんの学生さんがいたこともあり「また受かるのは難しいんだろうな」となんとなく思っていました。
ですが数日後、当時の採用担当者から個別に連絡をいただいて、気が付けば面接の日程が決まっていました(笑)。就職活動をしていてそれまであまり会社側から積極的に連絡をいただくことは少なかったので、そのことはとてもよく覚えています。
選考の中で印象的だったのは、最終面接で当時取締役だった創業者とお話しできたことです。弊社の面接は当時から「面接」というより「面談、対話」というような雰囲気が特徴的。人見知りで就職活動でも面接に苦手意識が強かった私に、「自分も初対面の人と話すのは得意ではないし、人見知りなのは別に悪いことじゃない」といったお話をしてくださり、非常に感銘を受けました。
最初は募集職種が希望とマッチしていたからと受けた会社でしたが、入社を決意するに至ったのは、選考の過程でここで働く人たちの人柄や雰囲気に惹かれたからかなと思っています。
現在は、採用活動と労務関連、社内イベント運営等を中心にさまざまな仕事をさせていただいています。小さな会社なので、ものづくりや営業活動以外のあらゆる仕事が総務部に舞い込んできます。会社として初めて取り組むような仕事をメンバーとともに考えながら進めなければならない場面では、大変だと感じる一方で、まだまだ未熟にも関わらず貴重な経験をさせていただいているなと実感します。
私自身が共和工業に入社を決めたきっかけが「人」であることもあり、採用担当としては常に学生さんや求職者の方々に寄り添える存在であり続けたいと意識しています。
もちろん会社として採用したいと思える人材を見極めることは必要不可欠ですが、応募してくださった方々にとっても共和工業の一員に加わることが幸せであると感じられるようなかたちでなければ「採用がうまくいっている」とは言えないと思います。
また、採用活動をさせていただく中で一番大切にしていることは「誰よりも共和工業を好きなのは私!」という気持ちです。自分が愛していない会社を本気で人に勧めることはできません。意識的にこの気持ちを持つようになって、様々な面から「弊社のいいところ」に気付けるようになったことも、成長したところでしょうか。
都会すぎず田舎すぎないところは、生活しやすい部分だと感じます。私が住んでいる南部のエリアは京都市内に比べるとのどかな場所ですが、探してみるとおしゃれなお店も多く、普段の生活には十分な環境かと思います。
また弊社では、ほとんどのメンバーがマイカー通勤をしています。私自身、弊社への内定が決まるまではペーパードライバーだったので運転は不安でしたが、入社して数ヶ月経つ頃にはすっかり慣れてきました。車を運転できると行動できる範囲も広がるので、近いけど今まで行ったことなかった…というような場所にも気軽にお出かけできますよ。
就職活動をしながら「やりたいことがわからない、決められない」と感じる学生さんも多いと思います。私自身も学生の頃はこれといったやりたいこともなく、道を決められずにいました。
色々と悩むことも多いかとは思いますが、まずはやってみる!という気持ちも大切かなと思います。最初のきっかけは「商品に見覚えがあったから」「会社の人がいい人そうだったから」「家から近くて通いやすいと思ったから」など、そんな些細なことで十分だと思います。一度飛び込んで本気で取り組んでみると、その中でやりたいことが見つかってくることも多いです。
私自身も入社した当初は採用活動に関わることになるとは全く想像していませんでしたし、むしろ「そんな仕事できない!」と思っていました。それでも、今では毎年新たな学生さんと出会いお話しできることは仕事のやりがいのひとつとなっています。