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  • 就活生へのメッセージ
投稿日
2024/02/01

【見えないものの価値】自分に向き合うことそのものの価値

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こんにちは!
京都市わかもの就職支援センターです。

皆さまの「就職活動」の調子はいかがでしょうか?
少しづづ「働く」や「仕事」が近づいてきていることに対して、期待が高まっている方もいれば、不安が増している方もいると思います。
多分不安な方が多いと思います。

「就職活動」の難しいところは正解がないことだと思います。
人それぞれ価値観や将来像が違うので、色々な形の「就職活動」が存在しています。

そんな中、自分の就活スタイルを確立するためにはどうすればよいのか?後で後悔しないためにしておくべきことは何なのか?そんな問いの答えを探るべく「京太郎」さんへコラムを依頼してみました。

京都市わかもの就職支援センター 事業運営統括
京太郎

京都で学生時代を過ごし、図らずも、東京で大手企業・外資系企業・ベンチャー企業を転々と経験。
学生時代は仙人になろうとしたり、海外留学とかこつけて逃避したりするも、結局は大手企業に就職。
「人間紙一重」、「人生あざなえる縄の如し」、「まず、やってみる」をモットーに、誰もが変化を楽しみながら自分らしく生きることを提案。

【見えないものの価値】自分に向き合うことそのものの価値

もうタイトルどおりなのですが、自己分析をした「結果」よりも「向き合っていることそのもの」=向き合っている時間が豊かです。
X(ツイッター)やインスタグラムなど、ショート動画が情報交換の主流になっている昨今、立ち止まること、振り返ることがなにかと難しくなっていますよね。

社会人であればプロジェクト終了後のレビューや、社内研修会でのキャリアデザイン研修など、強制的な仕組みの中で「振り返る」時間を確保していますが、学生のみなさんにとってはなかなかそういう仕組みがないですよね。

そう考えると、「就活」の入り口で「避けては通れない」自己分析は、実は「就活のため」ではなく、自分の人生を豊かにするためのものになる可能性があると思います。
偉そうなことを言っておきながら、京太郎が大学生の時に深く自己分析をしたかというとそうではなく、「あなたに向いている職業テスト」的なものを受けただけですので、自戒の念を込めて、先に転んだものとしていくつかのトピックを綴っておきます。

まずは、人に聞くの?

「自己分析って難しい」とよく耳にしますが、当たり前だと思います。ここで思考停止になったり、知り合いや家族や大学の先輩に助けを求めたりするのをグッと堪えてみましょう。

一人の人間(個人)の中にも、たくさんの自分(平野啓一郎さんは「分人」とおっしゃっていますね)がいるわけですので、そう簡単ではありません。しかし、まずは、真っ白な紙でもPCでもタブレットでも構いませんので、自分を表現する言葉を書き出してみましょう(言語化)。

「自己分析」について具体的な記事はこちら!

私たちの先祖は言葉を編み出して久しいわけですので、モヤモヤしていたり表現しにくかったりすることも、きっといくつかの言葉で表現できる可能性が高いと思います。そのあとで、知り合いなどの周囲に話してみると、自己分析の効果はとても大きいものになる感覚があります。

最初から一緒に考えてもらうスタンスではなく、ですね。

強みと弱みには、それぞれ2つの軸がある。

ずばり、自分の中での比較と、他者との比較がありますね。どっちでしょうか?

ここまでの文脈でお分かりかと思いますが、京太郎は「プロセスそのもの」が大事だと考えていますので、どっちもやったら良いと思います。ただし、最後に大事になってくるのはいずれの場合も「強み」だと思います。
書類選考や面接での自己PRにつながるから···と言いたいところですが、そのような実利的なことではなく、実際に、仕事をしていく中で、周囲からも評価されて、自分でも精神的にヘルシーな状況というシーンをいくつか見聞き、経験してきましたところ、「強み」の発揮の事例ばかりだからです。

ただし、「弱み」を言語化して、できる限り周囲にそれをオープンにできると、将来的にチームで仕事をする上でとても役に立つことになるので、それも大事ですね。精神的な弱さにフォーカスした「ヴァルネラビリティ (心の弱さ)」は、リーダーシップに必要な要素だとも言われていますからね。

正確性と真実の観点〜揺るぎない価値観(アイデンティティ)?

「正確な」「客観的な」自己分析、自分がずっと大事にする価値観などの「絶対的」なものにとらわれずに、「昨日の京太郎」と「今日の京太郎」(ギャグではありません)と「明日の京太郎」は違うものだと考えてみることを提案します。

正確さの定義ってよく考えると難しいですね。「客観とは誰かの主観」とも考えられるため、正確さを追求しすぎて、どれも正確ではない!と自分を追い込んでしまうことは本末転倒ではないでしょうか。
研究家タイプだったり凝り性だったりすると、そうとは分かっていても、「正確な」自己分析をしないと納得できないという気持ちはわかります。

しかし、価値観も何か大きなインパクトのある経験をすると、ガラッと変わることだってありますから、どこまでいっても正確さを完成させることは難しく、それよりも、変化する自分を楽しみながら自己分析をおこなっていくくらいのマインドがよいかもしれません。

就活をきっかけにはじめた自己分析を、30代になっても、40代になっても続けることによって、自分と自分を取り巻く関係者との在り方を考えたり、行動したりするために参考になる習慣となりえますね。

社会でも役立つ“自己分析”

今回は、「就活における自己分析」という短期的·実利的なこと以上に、人と人とが関係しあって成立する社会の中でより精神的に豊かに生きるために有効な取り組みとしての「自己分析」という観点からコラムを書いてみました。

あなたが取り組んだ自己分析に対し、「興味ある!」という反応があったり、一方で「つまらない」という反応があったり、両方あることはどんな人間でもあります。だって、受け取る人の観点はバラバラですから。「つまらない」という反応がある時は、落ち込むのではなく、片方の反応であることを認識し、次の新しい出会いに向かいましょう!


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