Column就活お役立ちコラム

- 就活生へのメッセージ
【業界・仕事研究】調<聞<見<動
- # テクニック
- # 就職活動
- # 自己分析
- # コラム
- # 京都
- # 就活生
- # わかせん
- # 25卒
- # 京太郎

こんにちは!
京都市わかもの就職支援センターです。
皆さまの「就職活動」の調子はいかがでしょうか?
少しづづ「働く」や「仕事」が近づいてきていることに対して、期待が高まっている方もいれば、不安が増している方もいると思います。
多分不安な方が多いと思います。
「就職活動」の難しいところは正解がないことだと思います。
人それぞれ価値観や将来像が違うので、色々な形の「就職活動」が存在しています。
そんな中、自分の就活スタイルを確立するためにはどうすればよいのか?後で後悔しないためにしておくべきことは何なのか?
そんな問いの答えを探るべく「京太郎」さんへコラムを依頼してみました。
京都市わかもの就職支援センター 事業運営統括
京太郎
京都で学生時代を過ごし、図らずも、東京で大手企業・外資系企業・ベンチャー企業を転々と経験。
学生時代は仙人になろうとしたり、海外留学とかこつけて逃避したりするも、結局は大手企業に就職。
「人間紙一重」、「人生あざなえる縄の如し」、「まず、やってみる」をモットーに、誰もが変化を楽しみながら自分らしく生きることを提案。
調<聞<見<動
テクノロジーの乗数的発展に伴い、昨日の「業界」「仕事」はすぐさまアップデートされるような時代の中、「この業界はこうだ」、「この職種はこうだ」と決めつけることは極めて危険です。
かくいう私も、かつて自らが身を置いた業界、職種のことを語ることに危うさを感じています。ということは、みなさんを取り巻く、教育関係者、大学のカウンセラー、「元OO」のような方々のお話を聞くときは、一定の「正常なバイアス」がかかっていることを知らねばなりません。
さて、そのような中、みなさんが応募していく企業を決めていくためには、なんらかの研究が必要になります。
自分が惹かれる業界や職種に着目することも一つの突破口になりうるということで、この記事では、業界・仕事研究について考えてみます。
ただし、このようなタイトルをつけておいてなんですが、業界や仕事ではなく、理念や組織風土などから個別具体的な企業に惹かれる可能性も十分ありますので、必ずしも業界・仕事研究をしないといけないわけではないと個人的には思っています。
業界研究は必要なのか? 3年前、10年前の業界研究誌のトレンドを見よう!
前述の通り、業界は刻一刻と変化します。例えば、私が就職した時代はIT勃興・隆盛に伴いIT業界への就職に人気が高まったことはもちろんですが、同時に、情報の非対称性をビジネスのタネにしていた商社はなくなっていくという「商社不要論」が出てきて、商社の人気が一気になくなりました。
これからは、インターネットによりワンクリックで世界の裏側にある商品の現地価格・物量・品質の手がかりを得る時代になる。今まではそう簡単に即時的に多くの情報を手にいれることができなかったため、その情報差を価値に変えることができたが、これからはそれがなくなる可能性が高い
という論調です。
その先、商社はどうなったかはみなさんお分かりかと思いますが、このように「業界予測」は非常に難しいですね。
私なら、「最新の」トレンドを語っているような情報まとめを、鵜呑みにしないように一気にインプットし、それにこだわらないようにします。
それよりも時間があれば、過去のバックナンバーを時系列に読むことによって、「点」ではなく「線」で業界の変化を見ることのほうをお勧めします。
仕事(職種)研究 「越境リーダーシップ」が求められる社会の中で・・・
仕事研究は業界研究と似たところがあります。
かつてはあった職種や、今はなくなってしまった職種があるのは容易に想像できますし、企業に入れば、職種の垣根を超えて価値発揮することを求める「キャリアパスコントロール」「越境学習」まで実際に存在することを考えますと、就活の段階でどこまで職種を絞るのか?
少し疑問が残ります。
しかし、最近では「職務等級制度」や「ジョブ型雇用」、「専門職採用」など、欧米型の雇用・評価形態を導入する企業も出始めているため、最初から専門性を極めていくことを決めている方は職種の研究は必要だと思います。
調べるより人に聞く、人に聞くより現場を見る、現場を見るよりやってみる
タイトル通りですが、そういうことだと思います。「その業界のことを聞ける人脈がない。」や「現場をいきなり見にいくことなんてできない。」というのは、思い込みと思考停止だと思います。
「こんな業界の話を聞きたいのだけど、誰か知り合いいませんか?」と大学や専門学校の先生、家族、友人、友人の友人に、たどり着くまで聞けば必ず実現可能です。
もしよかったら、「京都市わかもの就職支援センター」にきいてやってください。たどり着けるはずです。
オススメは、アルバイトではなく「アルターン?インバイト?インターバイト?」
呼び方はなんでも良いのですが、昭和の、平成の「アルバイト」は、時間単位で命を売るみたいなイメージがあります(あくまで言葉のイメージです)。
「インターンシップ」は、就職で内定を勝ち取るために時間を削って奉仕するイメージがあります(これも言葉のイメージで、言葉から人間の思考や行動を規制してしまっていることを恐れます)。
これからは、これらとは別の、「成果物の価値で知恵を売る(実際にはお金を払わずに社会に出るための経験をしているという意味で、一石二鳥)学生時代の過ごし方を取り入れることをお勧めします。
大学に入学したら、授業、ゼミ、部活、サークル、そして・・・「アルターン(仮)」みたいな。
最初からオペレーティブな仕事を切り出した「アルバイト」に応募するのではなく、想像的な仕事にチャレンジ(例えば、飲食店のお仕事一つにしても「ホール」か「キッチン」の既存2択ではなく、顧客獲得のための「SNSマーケティング」や「販促支援」や「業務効率化」など)することもよいのではないでしょうか?
最後に
就職活動における業界および仕事研究は、単に情報を収集すること以上の意味を持ちます。「調べる」にとどまらず「体験してみる」までいけば、それは、自分自身のキャリア形成に大きな影響を与えることと思います。
ちょうど最後に、大学時代の過ごし方カテゴリーに触れましたので、余談を一つ。
学生のみなさんからのよくある質問に「大学卒業までにやっておいたほうが良いことは?」という問いがあります。私なら、
- 自分の心が躍ること(やれといわれることや、やったほうがいいと思ってやるのではないこと)
- お金を使ってサービスを受ける消費活動ではなく、お金を使ってサービスを提供するような投資活動であること
- なかなか他の人がやりそうにないこと(世の中は広いので絶対に人とかぶっていないといけないわけではない)
と答えると思います。
それも(1)(2)(3)の順番で大事だと思います。
就職活動に関して「どうしたら良いのかまだわからない・・・」「誰に相談しようか?」「一人で悩んでいる」「不安が強い」という方へ
当センターのカウンセリングをぜひご利用ください。
カウンセリングのご予約はこちらから▶
就職支援センターについて
京都市わかもの就職支援センターでは、京都企業で働きたい学生のみなさんの就職に関する相談や書類添削、模擬面接を行っています。もちろんインターンシップに関するご相談も受けていますので、気軽にご利用くださいね!
京都市わかもの就職支援センターオフィシャルサイト