Feature 京都の企業特集
【1月8日開催】京都の文化をささえるしごと見学レポート
〜留学生が肌で感じる、京都の伝統産業の魅力と職人の想い〜
京都の伝統産業の現場を訪れ、そこで働く人々の想いや仕事を直接学ぶ「京都の文化をささえるしごと見学」を開催しました!本イベントでは、中国、韓国、イタリアなど様々な国籍の留学生10名が参加。日本酒づくりと京鹿の子絞という、二つの「しごと」の舞台裏を覗いてきました。
ぜひ最後までご覧くださいね。
訪問先のご紹介①
| 会社名 | 佐々木酒造株式会社 |
| 代表者 | 代表取締役 佐々木晃 |
| 所在地 | 〒602-8152 京都府京都市上京区北伊勢屋町727 |
| 創立 | 明治26年(1893年) |
| 事業内容 | 清酒、リキュール、清涼飲料水の製造・販売、酒蔵ツーリズム |
| 従業員数 | 25名(ネコ含む)※ネコはリモートワーク中 |
| Webサイト |
訪問先のご紹介②
| 名称 | 京都絞り工芸館 |
| 代表者 | 館長 吉岡健治 |
| 所在地 | 〒604-8261 京都府京都市中京区油小路通御池下る式阿弥町135−5 |
| 創立 | 平成13年(2001年) |
| 事業内容 | 日本で唯一の絞り染め専門の美術館。日本最古の染色技法「絞り染め」の展示・体験・普及活動。 |
| Webサイト |
当日のプログラム内容
2026年1月8日、冬の澄んだ空気の中、以下のスケジュールで実施しました。
● 10:00〜12:00:佐々木酒造の酒蔵見学
・ 製造工程の学び、現場の見学、社員さんとの交流
● 昼食
● 14:00〜16:00:京都絞り工芸館の見学・体験
・絞り染めの歴史学習、板締め絞りの制作体験、社員さんとの交流
見学の様子
【午前】佐々木酒造:日本酒づくりの伝統に触れる
まずは、日本酒づくりについての勉強から。
日本酒を醸造する原料、酒米(さかまい)などについて教えてもらいました。
酒米の精米にはなんと3日もかかるんですって!
その他、日本酒について詳しく学び、特にお酒造りの工程に留学生の皆さんは興味津々でした。

日本酒について学んだ後は蔵の見学です。
蔵に一歩足を踏み入れると、芳醇な酒の香りが漂います。先ほど学んだ工程が実際にどのような場所で造られるのか、今どんな状態なのかをじっくり見学しました。写真撮影もOKいただいたので、皆さん、興味津々で写真を撮られていましたよ。

「お酒はよく飲みますが、作り方は全然知りませんでした」という学生も、佐々木酒造さんの「ものづくりを大切にする姿」に強い感銘を受けていたようです。見学後には、甘酒も振る舞われ、その美味しさに笑顔がこぼれる場面もありました。

日本酒を含む日本の「伝統的酒造り」は、500年以上の歴史を持つ伝統的な手法でユネスコ無形文化遺産。そういった伝統的な手法と現代の最新技術を融合させた繊細な職人の仕事である日本酒造りを見学し、日本の伝統文化にさらに興味を持ってもらえたようです。

【午後】京都絞り工芸館:技術の結晶「絞り染め」を体験
午後は、大陸から伝わったとされる「絞り」の技術を学びました。
特に盛り上がったのは「板締め絞り」の制作体験です。まずは手順を映像で学び、職人さんから直々に教えてもらいながらオリジナルのデザインで絞り染めハンカチを作りました。
複雑な工程に「失敗したかも……」と不安になる学生もいましたが、完成した色鮮やかな作品を手にして「とても綺麗!」と喜びの声が上がりました。職人さんの丁寧な指導のおかげで、自分の手で作る楽しさと、技術を継承することの尊さを実感できたようです。

制作体験をした後は、絞り染めの美術館を回りながら、絞り染めの工程で使用する貴重な道具や作品を見て、じっくり教えてもらいました。
一つの作品を作り上げるのに数ヶ月かかることも珍しくないとのこと。奈良時代から受け継がれてきた、職人の根気と技術の結晶です。
脈々と受け継がれてきた絞り染め。家業として継いでこられた副館長の貴重なお話を聞いて、伝統工芸への理解を深めることができました。

参加した留学生の声(アンケートより)
参加者全員が「たいへん満足」と回答する、非常に満足度の高いイベントとなりました!
・ 「伝統工芸に対する理解が深まり、職人の生活を垣間見ることができました」
・ 「スタッフさんがとても優しくて、いろいろなことを勉強できました」
・ 「日本酒づくりの工程を間近で見て、伝統を大切にするものづくりの精神を感じました」
・ 「自分で作った作品が完成したとき、自信がつきました」

まとめ:京都の「しごと」の奥深さを知る一日
今回の見学を通じて、留学生の皆さんは単なる観光では味わうことができない、京都の文化を支える「働く現場」の熱量を肌で感じたようです。「次は伝統建築や着物のイベントにも参加したい」といった前向きな意見も多く寄せられました。
京都で働くこと、そして伝統を未来へつなぐことの魅力を発見できるイベントとなりました。









